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枝葉のことの一のレビュー・感想・評価

枝葉のこと(2017年製作の映画)
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無口で無表情で根は優しいが口は悪くビートたけしのようにノシノシ歩き常にタバコを吸い周囲の人間の下らなさに辟易しながらシステマティックに淡々と生活をこなす。真面目に働く。飯を食う。酒を飲む。本を読む。セックスをする。手を洗う。ときにその下らなさに耐えきれず暴言を吐く。殴られる。主人公・二ノ宮隆太郎がとんでもなく魅力的で目が離せない。いるだけで面白いので全編釘づけ。あまりにも主人公のキャラだけが立ちすぎているので、彼に対しての観方のみが甘くなってしまっている気もするけど、今度だけは許す。「ここでオナニーしなきゃウソだ!」と思った場面でしっかりオナニーをし始めるので感心してしまう。途中で止めるのもわかる。
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