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アナーキー:無法集団のRAMPOのレビュー・感想・評価

アナーキー:無法集団(2017年製作の映画)
2.6
大金持ちだけど女性には奥手のボンボン(主人公)が、好きな女を振り向かせるため金に物を言わせてある男を雇い、偽装誘拐を計画する。
そこから救い出すことで、その女性を自分に振り向かせようって魂胆だが、なんせ実行犯となる集団が半グレ素人なもので、次々に計画に綻びが生じて思わぬ方向に転がっていってしまうという…。
とにかく話が展開するまでは、そんな方法しか思いつかない主人公の浅はかさに全く感情移入出来ず、加えて誘拐集団の手際の悪さ、ボンクラ加減に終始イライラ。
これきっとコメディ意図して作ってるのかなと思うんだけど、残念ながら全然笑えない。途中で何度も視聴を中止しようかと思いました。

クライマックスで明らかになる真相(オチ)は、若干ヒネリが加えられていて、あぁだからこんな方法しかなかったのねって、多少の納得感は生じるものの、最初からそこまで想定して計画してたってのは無理があるでしょうよ、結構人死んでるし…。
ある意味、壮絶なマスターベーションですね。結果オーライ?
起きてしまった大事件に対して、付されている「Get the Girl」って原題が、作り手の呑気さを物語ってます。
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