本作品、かなり以前に薦めてくれた方がいて、ずっと観たいと思ってたのですが、レンタルリリースでようやく観ることが叶いました。
うん、まぁ、ホラーやシリアスに振り切らずに、所々アイドルPR映画や高校生の甘酸っぱい青春映画のようなシーンが挟まるのは気が抜けますが、そのおかげもあって当初はイジメや無視の対象だったクラスメイト達が幾度かの魔物との対決を経て互いを理解し共闘に至るのは素直に胸熱です。
そこそこの長さのある原作を2時間程度にまとめるに当たって捨象された設定もかなりありますが、映画単体で観る限りそこまで違和感はありません。
ループ設定もスピード感があって面白いです。
結構衝撃的なトリガーと思うのですが、順応性高すぎない?って辺りはファンタジーと割り切るしかない部分ですがw
“赤い人”が終いには訳分からんモンスター化してたのと、明日香(主人公:橋本環奈さん演)がいつまでも棺に頭を納めない単に引っ張りたいだけのシーンは…、何だかなぁと思いつつ、これもまたご愛嬌w
突っ込みどころが無くはないですが、総論としては最近観た2作品に続き、割と他者にお薦めできる近年稀なJホラーでした。