しゅう

スパイダーマン:ファー・フロム・ホームのしゅうのレビュー・感想・評価

3.7
2D字幕版を鑑賞。

ジョン・ワッツ監督による"トニー・スターク 糞食らえ"映画第2弾。

新ヒーローのミステリオの正体といい、或いは前作『ホーム・カミング』で悪役のバルチャーの中小企業の親父振りが格好良かった様に、この監督にはアンチ・ヒーロー的な指向が強く感じられる。

基本的には小さな物語だった前作では、その特質が「市井のヒーロー」たるスパイダーマンの魅力を引き出していたが、『エンドゲーム』以降MCUの中核にスパイダーマンを据えようとするマーベルの意向が強く働いた今作では、話の巨大化と監督の指向が合わなくなっている様に感じた。
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