いののん

スパイダーマン:ファー・フロム・ホームのいののんのレビュー・感想・評価

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全編にわたって面白かった。冒頭と、ラスト(エンドクレジットの合間に挿入された映像)も、とても印象的。冒頭は、あのようにくるだろうと予想していたのの(なんか、こう書くと、アタシって、通な人みたいやな-www)、やっぱりやられてしまうねん。それから、ラスト。もの凄い締まった。凄い緊張感が走った。どーん。どよーん。すごっ。そうきたか。


トム・ホランドが演じるピーターが醸し出す優しさや、おおらかさや親しみやすさが全編にわたって貫かれていて、だから観ていてとても楽しかった。そんな彼の成長譚。彼のまわりのオトナたちの在り方をみてたら、父性などについてもちょっと考えたった。(強い父権?を発するジェイク。見守るハッピー。横並びのメイおばさん等々。)それから、やっぱり、これはジェイクじゃなくっちゃね。ジェイク、好きだなあー。最高っす。


現代のリアルな状況やら課題やらがたくさん詰まっていて、あのエンドクレジットの合間の映像も、隣人が知ることと大衆が知ることとが繋がっていて、考え始めたら色々と深くて、今、唸っている。


手が触れそうで、触れたくって、でも触れたらさっと離してしまうドキドキ感に、ちょっとキュンってなっちゃった。笑 キスシーンも可愛い。


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*「ブリグズビー・ベア」での友人スペンサー君、「アリータ」でのヒューゴ君の友人を演じたジョージ・レンデボーグ・Jr君が出演!何段階かテンションが上がったのさ。わかった!彼は、ジョン・スノウに似ているのだ。笑 できれば、旅行の一団に加わってほしかったな。


*ゼンデイア(MJ)を好きっていう、トムホ(ピーター)が好き。ゼンデイアしか見えない!そんなキミがいい。


*なんといっても、私にとっていちばんの出来事は、門外漢とかよそものとかの意識がなくなったこと。ホームから遠く離れた出来事じゃなくて、自分もこのホームのいちいんに加えてもらってもよいのかなって思えたこと。(と、書いてるうちに、また遠慮がちになってきてしまった。いかんいかんっ)




〈追記〉2022年1月再鑑賞

デンゼイア好きだなぁ。自分の欠点(それは欠点というよりもわたしからしたら美点だけれど)を自分の言葉でちゃんと言えて、それで好きな人を自分も守ろうとしてめっちゃいい。デンゼイアを迷わず好きなトムホがいい。コビー・スマルダーズさんもめっちゃ格好いい!
このシリーズは、お人好しのトムホピーターがお人好しのままで(傷ついたり迷惑かけたり酷い仕打ちをうけながらもそれでもお人好しのままで)どこまでいけるかっていう物語なんだろうか。次回作、ちゃんと観たい。
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