原題も『Reykjavik Whale Watching Massacre』。もちろん『The Texas Chain Saw Massacre（＝悪魔のいけにえ）』をもじったタイトルです。
内容もスラッシャー家族モノ。『悪魔のいけにえ』で初代レザーフェイスを演じたガンナー・ハンセンもそこそこ重要な役で出演。
要はアイスランド産の『悪魔のいけにえ』オマージュ映画なわけですが、信頼できる方の黒人男性は、どう考えても『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』へのオマージュ。
裕木奈江が出てるんだけど、彼女周りの話がいろいろと意味不明にとっ散らかってて、それが良くも悪くもこの作品を他とは違うモノにしてはいる。裕木奈江主演で続編を考えているらしいんだけど…それでいいの？
冒頭から捕鯨のイヤぁーな資料映像ではじまり、その後は人の死に方の多彩なバリエーションを展開。同じ死に方は無い。
ホエールウォッチングのシーンくらい入れようよとは思うけど、なかなかにエキセントリックな終わり方だし、作ってる側のホラー愛はひしひしと感じられて楽しめた。
あと、酒場でバンドが演奏してる曲が独特すぎる。好き。
