ミーハーなわたしが唯一「好きな監督はこの人です」と自信を持って言える沖田監督の最新作、、!
上映後の沖田監督と牛尾さんのトークショーの時の「モリ、小石を拾う、そして宇宙へ」というメモの話、ぶっ飛びすぎてて本当に笑ったんだけど、そこでストンと腑に落ちた。
あぁ、モリにとってあの庭は宇宙だったんだなあ。って。
30年も自宅の庭から出ずに過ごしているモリ。でもそれは、私たちが生まれてこのかたずっと地球から出ずに過ごしていることと、なんら大差ないのかもしれない。
モリにとっては、あの庭は30年間毎日見て回っても飽きないほど広大な、未知に溢れた世界だったんだ。
私たちの多くは、新しい刺激を求めてどんどん外へ出て行こうとする。でも実は、目を凝らしてみれば、自分の半径100メートルにも面白いことがたくさんあるのかもしれないなぁ、、
沖田監督が描くキャラクターは、ほんとうにいつも漏れなく愛おしい。
正義のヒーローでもなければ特別な特技も持ってない、ただのそこらへんにいそうな人々なんだけど、私たちの心を惹きつけて離さない魅力に溢れている。わたしもモリの家に入り浸りたいよう。。