よ、す、ぎ、ま、し、た、、、
凪沙の様子を見て、割り当てられた身体は男性のものでも、その中に女の子の魂が入ってるんだってことが本当に伝わってきた。終始草彅剛には見えなかった、髪を切ったシーンでさえ。本当に女の子に見えたし、凪沙や瑞貴が「なんで私たちだけ」と言って涙を流すシーンは、女の子の声で再生されたよ。
自分が自分のままで生きるっていうただそれだけのことが、こんなにも大変な人がいる。みんな人生それぞれ大変なこともあるけど、身体と心の性別が一致しているってだけで、すごく恵まれているんだよなと思った。それは誰かが喉から手が出るほど羨む幸運なんだと。決して当たり前じゃないんだと。
私も新宿二丁目でオカマバーなるものに行った経験があるけど、店員さんはみんなすごく明るくて愉快な人たちだった。でもその裏に今までどれだけの悔しさや苦しさを抱えてきたのだろう。当時の私はそんなことに思いを馳せられる想像力を持ち合わせていなかったなあ、やっぱり知識が想像力で、想像力が優しさだ。もっと世界を知りたいな、もっと優しくなるために。
一果と二人で学校の屋上にいた時のりんちゃん、20代後半ですか？ってくらいの貫禄があってちょっと笑ってしまった
留学後のリスペクト凪沙スタイルの一果サイコ〜！赤いヒールって戦闘力高そうで格好良い、私は一生履かないだろうけど…
自分の世界を広げてくれる映画、好きです。題材は重いけど、愛も美しさもあってよかった。
24/021
