旅するランナー

ジョン・ウィック:パラベラムの旅するランナーのレビュー・感想・評価

4.3
【殺しの達人3】

ジョン・ウィックによる復讐劇を描くアクションシリーズ第3弾。
組織から追われる身となったジョンが、迫りくる暗殺集団との戦いに挑む。
懸賞金は$14,000,000で、次第にアップしていきます。
ボロボロになりながらも必死に戦う姿、カンフーx銃撃戦ハイブリットでの高速接近戦、それらとキアヌ・リーヴスが醸し出すオフビートなギャップ。
馬を駆使したアクションからはじまって、中国軍団とのナイフ投げ合い、ハル・ベリーによる犬使い、ヴィヴァルディ四季/冬が流れる中で開始される最終決戦など、目まぐるしく展開していきます。

今回の好敵手は、日本語を話す寿司職人ゼロ。
ニンジャのようなたたずまい。
マーク・ダカスコスが演じています。
この方の母親は日本人とアイルランド系アメリカ人のハーフ。
父親にはスペイン人、中国人、フィリピン人の血が流れ、姓はギリシア系。
という、ややこしいハイブリッド。
あやしい日本語で語られる「俺たちは殺しの達人だ!」というセリフが効いています。

全てがハイパーに融合し、グレードアップした殺戮バトル。
一人一人とどめをを刺していく描写も凄くて、アクション映画ファンはその面白さにとどめを刺されます。