なかのく

ジョン・ウィック:パラベラムのなかのくのレビュー・感想・評価

4.8
10/31 ジョンウィック パラベラム シネマツー 4.8

中国人はやっぱアクションうまい。
冒頭の方の中国人(だよな?)とのアクションシーンが1番楽しかった。
イタリアンマフィアのスーツ姿はかっこいい。
モロッコでの戦闘シーンはあの衣装がいろいろしかけやすそうで良さそうだなと思った。犬がいい仕事してた。
ハルベリーもキアヌリーブスもほとんどのシーンアクションしてるけども、短い台詞のシーンでも伝わるというか、存在感というか、重みがあるのはさすが。
こういうアクション映画は予算がかかるらしいよな、日本でこういうアクション映画がないのはその辺の事情が大きいんだろう。向こうには"専門のアクションチーム"というのもあるらしいし、アクションを撮るための仕組みがそもそもあるらしい。
寿司屋のシーンできゃりーぱみぱみゅが流れてるのは複雑。日本フューチャーは嬉しいけども、歌詞が聞こえてきて少し気になる。
革ジャンに全身真っ黒の日本人(だよな?)暗殺者チームかっこよかったな。
バイク×橋はAKIRAオマージュなのかと思ったり。
ラストの対決で階段を登る雰囲気は「ギルビル」っぽいなとも思ったり。
スキンヘッドの暗殺者が日本語でセリフ言うシーンでは、日本語がカタコトでびっくり。何人なんだ?と。日本フューチャーは嬉しいけど、日本人をキャスティングできなかったもんだろか。
3部作で完結するもんだと思っていたら第4作目もありそうな終わり方。
ローレンスフィッシュバーンとジョンウィック 組んだらおもしろそう。このキャラクターの感じからして、「三文オペラ」のピーチャムがすごくうまく演れそうな俳優だなと思ったりする。
ジョンウィックの置かれた状況、常人であれば死んだほうが楽だと思うであろう状況だが、それでも生きたいのは妻との記憶を残しておくため。劇場のシーンで"人生は苦しみ"といった暗示的なセリフもあったな。
どんな展開であれ、この方向性でもっとやり尽くしてほしいジョンウィック。
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