なかのく

アビエイターのなかのくのレビュー・感想・評価

アビエイター(2004年製作の映画)
4.8
10/3 アビエイター Netflix

潔癖症のハワードヒューズを演じるディカプリオがおもしろい。
彼の演技の何が好きなのかと考えみると、1 エネルギーの高さ、2 頭のネジひとつ飛んだようなクレイジーさ(狂気)、3 恋してる時の甘いマスク、といったところか。動的な俳優、常に動き回っている。

キャサリンヘプバーンを演じたケイトブランシェットもとても魅力的だった。
推測ではあるけど、世界的な大女優を演じる喜びが全身から溢れているように見える。
登場シーンでハワードヒューズとゴルフをするシーンでは"こういう人柄"っていうところが描かれている、ノリノリなんだな。名前が同じっていうのもテンション上がるのかな、"ケイト"。
映画史に名を残す偉大な女優の人柄を知れるのはありがたい。

クライマックスの飛行機とばすシーンはちょっとハワードヒューズを"ヒーロー"に描きすぎな気もしたが、それでも理屈抜きに涙が出る。彼の存在がどれだけ航空技術の進歩に貢献したのだろうと、感慨にふける。とはいえかなり危ういバランスの人、随所に子供っぽさが見受けられる。

スコセッシの描く"アメリカ歴史もの"は、どれも面白い。「ギャングオブニューヨーク 」「ウルフオブウォールストリート」「グッドフェローズ」、などなど。
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