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ターミネーター ニュー・フェイトのnamのレビュー・感想・評価

3.8
「1&2へのオマージュ満載の現代版リブート」

字幕鑑賞。3-5は未鑑賞。
賛否は分かれてますが、それなりには楽しめました。数多くのオマージュがありつつも細かい部分で現代版にアップデートされた要素があったので観やすかったです。ただパンチや突き抜けたものは足りず平凡な印象は否めないですね。

ストーリー自体の構造はT2をかなり意識的に踏襲しながらいつもの「追うもの」として新型ターミネーターのREV9、「追われるもの」としてメキシコ人女性のダニー、「守るもの」としての強化人間のグレースというお馴染みの構図。

そこに「見守る」ような立ち位置としてサラやT800が出てきて、ロッキーでいうグリードのような現代版としてリブートを意識しつつ次の世代にバトンを渡すような、そんな作品に感じました。

ただサラとT800のストーリーが入ってきた分、メインの登場人物のドラマが薄まってしまった印象で、ただこの2人が観たかった部分もあり悩ましい所です。とはいえこの2人もファンなら意見の分かれそうな序盤の展開でれこちらも気持ちが複雑でサラと同じ気持ちでT800を観てました。

アクションも最新の撮影技術を駆使したり、派手なアクションはありましたがジョン・ウィックシリーズやMCUなどアクション全盛な時代には、どこか既視感を感じてしまいました。

ただ60歳を越えたサラ・コナー事リンダ・ハミルトンのカッコよさが凄かった!当時の強気な戦うカッコいい女性だったサラがそのまま歳を重ねたようなビジュアルと、戦い続けてきた躊躇のない戦い方が好きですね!登場シーンは間違いなくハイライトでワクワクしました。

個人的には続編あれば気になるので観ちゃうと思いますが、本国でも興行的には奮ってないようなので難しいのかな、、
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