さうすぽー

ターミネーター ニュー・フェイトのさうすぽーのレビュー・感想・評価

2.6
自己満足点 51点

デデンデンデデン!♪デデンデンデンデデン!♪

というわけでターミネーターの新作です!
ターミネーター2の「正統派続編」として展開される今回のストーリー。
全然面白くなかった3を「無かったこと」に...というのはやめておきます。

始めに言います。今回も微妙でした!
ただ、つまらなかった3や新起動よりはだいぶ良くなったとは思います。

とりあえず今回のストーリーは3とは違うルートが展開されたストーリーです。
今回は何というか、ターミネーター版「オーシャンズ8」という感じですかね。女性キャラが多く活躍している内容でした。
最近ハリウッドではそういう系多いよね(ボソッ)

女性キャラと言えば、1と2のメインキャラであるサラ・コナーが生きてるルートであり、悲しい運命を辿って現在に至るという設定があって、色々と強いです。
1であんな頼りなかった彼女がここまで成長したのかと思うと少し感激です。

今回良かったのは実質の主人公ダニーの話です。
ダニーを守るために強化人間のグレイスが未来から送り込まれて、ダニーを殺そうとするターミネーターと闘うのですが、そのものはダニーとグレイス、そして弟との関係性がドラマが優秀で良かったです。

ただ、アクションに関しては迫力はありますが、所々カメラがブレて解りにくいところもあったりして気持ちが離れる時もありました。

また、この映画は嫌いなところもあります。
今回、シュワちゃんが冒頭でとある行動を起こしてしまうのですが...
あんな事やってほしくなかった!!
他の方達も言ってますが、完全に2の話を否定しにかかっています。
また、中盤以降で語られる彼の行動も理解しがたい部分があります。

そして今回は女性キャラ達を引き立っている話にしたせいか、シュワちゃんが全然活躍しないんです。
今までのターミネーターはシュワちゃんが主人公なのに、今回は中盤でようやく登場するくらいの出番の少なさです。

出番が少ない映画と言えば、「ブレードランナー2049」でもハリソン・フォードの出番は中盤以降でした。
ただ、出番が少なくても映画でデッカートが非常に重要なキャラクターとして描かれていたため、凄く良かったです。

ただ、このシュワちゃんは別にそこまで重要なキャラというわけでも無いし、登場の仕方が無理矢理に思えました。

あとは、悪役の魅力やストーリーのテンポ感は可もなく不可もなくという感じです。
不気味さは出ていたのですが、分身する能力はまだしも、再生する能力は2や新起動で見ているので在り来たりに感じました。

やはり今回もT1とT2を超えることは出来なかった気がします。
とりあえず、もうターミネーターは作らなくていいと思います。