ターミネーター ニュー・フェイトのしゆのネタバレレビュー・内容・結末

『新起動』までの過去作は鑑賞済み。やっぱりジェームズ・キャメロンいてこそのターミネーターだなぁと。
まず開始5分で2以降のシリーズを一瞬で葬ってて笑ってしまった。予告編とかジャケットにも「ターミネーターシリーズの正当な続編」って今までのはさておきと言わんばかりだったし。
内容は良くも悪くも普段通り新しいターミネーターに命を狙われながらド迫力アクションを堪能できる。ダニー、グレース、サラの武道派女性陣に途中から登場するシュワちゃんがちょうどいい具合にバランスとってて、それぞれに活躍の場が与えられててよかった。ただダニーが終盤でなんの脈絡もなく急に勇ましくなったのが気になった。全体的に完成度が高いだけに細かいところまで丁寧に描写してほしかったとこではある。
久しぶりに登場したリンダ・ハミルトンも歳をとったことで2になかった風格があって、今まで死線をいくつも越えてきた彼女が一緒にいてくれるだけで安心感が凄い。
3,4,ジェニシスも評判こそ良くないけど私はわりと好きで動力源を武器として応用するとことか随所にシリーズへのリスペクトらしきものは感じた。
ダニーがジョンと同じ「運命なんてものはない。未来は自分でつくるものだ」って言ってて胸が熱くなった。その時のサラの顔も印象的。総じてシリーズファンが求めていた形の続編になったのではないだろうか。