イスラエル国防軍兵士のヨナタン・フェルドマンが戦死する。な〜んちゃって、ドッキリでした!
ドッキリで済むかっ、バッキャローッ!
戦死したはずの息子が生きていた。父、母、息子の運命が踊る。運命の歯車が狂っていく。運命のイタズラに翻弄される。
イスラエルの名匠、サミュエル・マオス監督が実体験を元にミステリアスに描く。シュールな映像美で何かしらのメッセージを訴える。特にカメラワークにはこだわりを見せる。地味に静かに淡々と進み、退屈感をくすぐってくる。
人の運命とは何か。人は定められた運命から逃れることはできないのか。人の運命はラクダの行動に左右されてしまうのか。
とぼけた味わいのラクダが可愛い。背中のコブは一つだ。コブの中には脂肪が入っており、エネルギーを蓄えるとともに、断熱材として体温が日射によって上昇し過ぎるのを防ぐ役割もある。(クモ怪人著:ヒトコブラクダの生態より…)
おとぼけラクダのバッキャローッ!