Saaaaa

マリア・ブラウンの結婚のSaaaaaのレビュー・感想・評価

マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)
-
愛を持ち続けて徹底的に支配される側に回るか、謙虚さを保ち続けて最終的に支配する側に回るか。

関係性を割り切っているといいつつ愛的なものを利用する人は、自分は実は身を結んでる関係性の中で支配下に置かれていることに気づかない。

二人で生活する前にまずは自分を確立させる必要があると考え、若さと美しさと“愛“を武器に、“愛“に流されることなく、愛というものをモチベーションに愛と常に並走しながら自分を確立させた。愛の対象物(物体)と常に一緒にいることだけが愛ではなく、愛の対象物がどこにいたとしても自分を確立し、奮起させるのが愛の力である。

彼女は彼との関係性の中に愛が発生していることに意味を見出している、彼との生活を目的にがんばれていたものが失われてしまったからああなった?
Saaaaa

Saaaaa