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マリア・ブラウンの結婚のmzkのレビュー・感想・評価

マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)
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爆撃される役場で結婚する衝撃の幕開け。これまでに観た作品の中では一番キャッチーなファスビンダーかも。結婚生活一日未満で旦那は戦地に戻り、その間に色々な男と知り合いつつも、旦那に対する愛を貫く物語は普遍的にウケるあらすじだとも思う。商業的に成功したらしいが、それも納得。わかりやすいから。
主人公のマリアを演じる、ハンナ・シグラも魅力的だった。女性の性的な魅力に惹かれることは少ないのだが、ハンナ・シグラのルックスは物語の推進力だった。啖呵を切るシーンもかっこいい。ウルリケ・オッティンガー『アル中女の肖像』に影響を与えているのではないだろうかと予想。
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