小悪魔が惑わす
谷崎潤一郎の原作を映画化。
不思議な色気を持つ高校生照子が男性二人を狂わせていく。
大学進学のために上京した佐伯(吉村界人)は閑静な住宅街の下宿で新生活を始める。
同じ下宿人には大家の親戚の鈴木(前田公輝)がいる。
大家の娘、照子(大野いと)と親しくなるが…。
オタク、地味。
元々ちょっと病んでいる。
女性に慣れていないので、より振り回されるような気がした。
佐伯の部屋に頻繁に訪れ翻弄する照子の不思議な魅力。
心を病みアルコールに依存する佐伯の鬱屈が、更に照子のサディスティックな本能を高まらせているようだった。
照子につきまとい、狂信的な鈴木の行動。あそこまで…
鼻血を出す
頭を掻く
身体が表すものは?
鈴木にあの言葉を吐く照子は残酷な悪魔だ。
全員が変。
でも壊れるくらい愛している
前田公輝の海老を剥くシーンが印象的。