危うく脆い刺
その刺は長く深く自身も周りも傷つけていく。
父親が亡くなって混乱した家族の壊れていく過程と再生。
監督自身の経験に基づいて作られている。
思春期のモヤモヤ
体の関係はあっても愛の表現がまだわからない美少年。
憧れと嫉妬、自らを持て余す。
「窓から覗いてるように」と主演のポール・キルヒャー氏が仰っていたが、自然にその主人公と周囲を見ているような気持ちになる。
主人公リュカの繊細でエキセントリックなキャラクター。
リュカを演じたポール・キルヒャーの美貌が更にその辛さをドラマティックに演出している。
300人以上のオーディションから選ばれたポール・キルヒャー。
今最も注目されている若手フランス俳優の1人。超イケメンさんです。
舞台挨拶前にアクシデントでぽーりぃと肩が触れそうな距離でバッタリ‼️ニッコリ笑ってくれた笑顔が美しすぎて。
あるプレミアでお会いしたジュエット・ビノシュはパンツスーツが似合うカッコイイお姉さん、という感じだったけど今回はその方とは別人のように母親だった。女優って凄い😮
ジュリエット・ビノシュ演じる母親始め、キャスト全員ピタリとハマっていた。風景も美しいフランス映画でした。
リリオの優しさ……せつないほどに温かい
~~~~~キャスト来日舞台挨拶~~~~~
ポール・キルヒャーさん
監督の思っていた事は今の若者を語ること。
自伝であると言う事を集中して聞いたりはしなかった。
オノレ監督の独特の脚本を読んで臨んだ。
この映画は思春期の青年が部屋に居るのを覗いているような映画。
撮影が終わるとジュエット・ビノシュさんが手料理を作ってくれた。それが家族のリアリティを生んでくれた。
この悲劇を乗り越えるようなエネルギーを感じて欲しい。
フィリップ・マルタンさん
ポールさんはオーディションの遅いタイミングで現れた。
家に居るテスト映像は演技などしていなかったが「1人の俳優が見つかった」と感じた。
半野喜弘さん
「山河ノスタルジア」の音楽を気に入ってくれた監督からオファーがあり担当する事になった。
ストーリーも良くわからないうちにテーマソングを作ることになった。