いずみたつや

迫り来る嵐のいずみたつやのレビュー・感想・評価

迫り来る嵐(2017年製作の映画)
4.2
見せかけの栄光は雨と共に流れ落ち、身体にじっとりと深い闇がこびり付いていたことに気づいた時には、もう手遅れ。

同じ場所を亡霊のように彷徨う男と、急速に変化する時代の流れの対比が残酷でした。

何度も何度も”かからないエンジン”が描かれるのも象徴的です。

闇に捕まったユィは、この地を離れることすらできないまま朽ち果てるしかないのかもしれません。