のこ

負け犬の美学ののこのレビュー・感想・評価

負け犬の美学(2017年製作の映画)
4.7
余韻がたまらなく~彼の娘への思いがずっと心に響いてます。
いい作品でした~😊

最盛期を過ぎた40代半ばのプロボクサー、スティーブ(マチュー・カソヴィッツ)は 特別才能もあったわけではなく
負け試合の方が遥かに多かったけど~
とにかくボクシング大好きで、毎日ボクシングジムで練習、時々の試合と飲食のバイトをしながら家族を養っていた。

そんな時 欧州チャンピオンのタレク(スレイマヌ・ムバイエ)が次のチャンピオン戦でどうしても勝つために練習相手
スパーリングパートナーを探しているという~

スティーブはその相手と戦ったことがあったのと 娘にピアノを買ってあげたいのと 家族にもっと楽な生活をさせてあげたい そして自分自身の現役引き際のために

危険なスパーリングパートナーに立候補するのを決意するが~
そこからが~また大変で~^^:
娘は学校で弱い父親のことを馬鹿にされ 実際に父親がどうなのか チャンピオンとの練習試合をみたいと拒絶する父親に頼みこんで見学!
チャンピオンにはコテンコテンにやられっぱなし
観客にやじられる 娘の心はひどく傷つくが、、、
パリの学校に行くことを夢見る娘のためにがんばるんです~^^
チャンピオン戦の前試合に空きができて
それに出場することになったスティーブは ボクサーとしての最後の試合にすべてをかけて~~^^

さあ~~勝ったか負けたか~?
ロッキーのようにラストのパンチでノックアウト ヒーローストーリーではないですが 
負けいっぱいでも素敵な人生が待っている 良かったです~😊

ラスト~娘が弾くショパンのノクターンが心に響きます♪

★『アメリ』への出演や『憎しみ』の監督として知られるマチュー・カソヴィッツが、ボクサーを熱演!
★ 劇中のボクサー、エンバレク役にはWBA世界スーパーライト級王者のソレイマヌ・ムバイエを起用。
のこ

のこ