台湾のブラックコメディ！
仏像工場に勤める2人組。社長の車を車載カメラを盗み見して、2人で上司の不倫現場を目撃して、楽しむのが楽しみだったが、殺人現場を目撃してしまい...。
いきなり「蛍の光」が流れる葬儀のシーンから始まり、台湾人の暗部を描いた作品です。全編台湾語で台湾をそのまま隠す事なく描いた作品でした。人間の愚かさや業を描いた作品です。
そんな愚かな人間を、大仏が黙って見つめます。
大仏披露の前でお坊さん達を含めて、お互いが皮肉言い合ってるのに、南無阿弥陀仏！で全て誤魔化すシーンが面白かった(小並感
社長と愛人が豪華ラブホに入っていく光景を、車載カメラで描写していて、なかなかシュール！笑
シュールかつブラックな作品で、監督はドキュメンタリーの監督らしく、ナレーションが効いています。全編モノクロなんですが、車載カメラの映像だけがカラーになっていたりと、何か意味深でした。俳優さんが誰一人として知らなかったので、逆にリアルでしたね。
展開が一本調子なところがあり、もう少し物語に抑揚があった方が良かったかな。
でも、なかなか日本で見ることが出来ない作品を見られて嬉しかった！
大仏と言うと、昔たけしの元気が出るテレビでやっていた、大仏魂を思い出しました！(懐
