タイトルからしてインパクトあるし、ずっと気になってた作品をようやく消化しました。
怪物、人間、善人、悪人という、タイトルからはとても想像できない心理的な闇を扱ってて内容的にはすごく好みでした。
しかもそれを叩きつけるように強く表現してたり（職員室に呼び出されたシーンとか）、境界線でふわふわしてる曖昧さで表現してたり（主人公の内面ずっとこんな感じ）、そこにコメディも入ってきて、なんだか雑多になってるのがある意味正しく”青春”って感じがして、不快で嫌な感じなんだけど好き❤︎
一見ミスマッチに思える”怪物”と”学園物”って要素が、こうも見事に一つのテーマで合致してることに思わず感心しました。
ただ、いじめ描写があまりに胸糞過ぎて、実は冒頭5分もしないうちに観るの辞めたくなりました。途中、何度何度も観るの辞めたくなったけど最後までちゃんと観て良かった。学園物だからかオチのせいなのか、なんだか「告白」を思い出しました。あの映画も不快なんだけど好き❤︎
監督のセンスが結構好みだったので（具体的にスイカジュースのとこ）、他の作品も観てみたいと思ったものの、他って爽やか青春系なのか・・・監督がもっと今作寄りの作品作るのを楽しみに待つことにします（キラキラ青春映画はもはや観ようとも思えないひねくれ者なので）
