台湾ホラー 原題「報告老师！怪怪怪怪物！」（先生！かっかか怪物です！…的な？）
タイトルからしてB級と思って観るとド肝を抜かれる普通に良作だった。
いじめしかないような民度が終わった学校に食人モンスターがやってくる話。
感染が拡がらないためパンデミックではないかも。ホラーではあるが、コメディ要素あり。
いじめのシーンがあるので、人によって胸糞い部分もあるかもしれない。
全然カテゴリ違いの映画だけど、後発の是枝裕和監督「怪物」のキャッチコピー「怪物、だーれだ」をちょっと思い出した。
序盤で「これ、人間が怪物じゃないか？」と気づくくらいに、片っ端から嫌なやつしかいない。特に学校の先生、まじでヤバい。
一方的にいじめられる主人公。
彼は決して引っ込み思案ではなく、しっかり証拠を押さえて先生にいじめられてることを伝えるくらい毅然と振る舞っていたが、
先生が美人なだけのクソ先生で、さらにいじめっ子はこれまた竹内涼真君を若干ふくよかにさせた感じのイケメンだが倫理観０の男なので、主人公はだんだん抗わずに仲間になる方向に転がってしまう。
主人公の善人の心と、他人を信用する心が見る見る消え去って行く様子が描かれて映画として面白かった。
いじめっ子の彼女もなかなか違うタイプの怪物だったけど、なんかフィクションだからかっこよく見えた。
また見返そうと思えた作品。
