東京国際映画祭『カンボジア若手短編集』より、『ABCなんて知らない』です。
貧しい男と彼の愛する小さな息子が、プノンペンの街でホームレス生活をおくる姿を描いたドキュメンタリーです。
『20ドル』と同じく、お金をテーマにしていますね。

貧困問題は世界のどこにいっても存在しますが、男と息子の姿もまた万国共通のものです。
息子には幸せになって欲しい、勉強していい仕事に就いて、どうしようもない女じゃなくいい女と結婚して……ともかく、俺みたいにはならないでくれ。
そんな想いを吐露する男の姿には、愛を感じますね。無償の愛です。
ボクサーになってほしいとか、歌い手になってほしいとか、寝てる息子に何でもかんでも言いますが、愛ゆえにですね。

なんだか一肌恋しくなりますねぇ。
寂しく一人家と職場の往復じゃダメですね。
TIFFでリフレッシュして、頑張りましょう。

2017年253本目、10月24本目、劇場77本目の鑑賞

東京国際映画祭にて鑑賞

ドキュメンタリーテーストで撮りながらも、上映後の話では監督さんがフィクションと仰ってたんで、フィクションなんでしょう
主人公の生活を考えたら主演の人は少しふくよか過ぎる印象も受けましたし、恐らくフィクションで間違いないはずです
司会の人はノンフィクションって仰ってたんですよね…

肝心の内容は申し訳無いけども普通
映像は残念
カンボジアじゃなくても貧困はあるし、真新しさは感じないです
もう少し心を抉られるような描写があると面白い

この短編という尺では難しいだろうけども、日本の金持ちの家族で育った子供の生い立ちを撮りながら、対比的にカンボジアの貧困層で育った子供の生い立ちを撮る

最後に2人が偶然再会する
1人は旅行で金を捨てていて、1人は金欲しさになんでもしてる

こんな感じで撮ってくれたら心に突き刺さるものがあるんだけどもなぁとか感じながら観ていた


申し訳ないけども鑑賞中は少しだけ眠くなってしまった…

今年144本目
本当に個人的な感想

ドキュメンタリーのようなフィクションのような、どちらでもあるような、登場人物の様子が良かった
カメラを何も気にしないで話してるシーンだとか。子供たちがチラッとカメラを見て笑うところとか。

東京国際映画祭で鑑賞しましたが、映画鑑賞後に監督の方の話を少し聞くことができました。この監督は、とても感じの良い方で、なんだか納得しました