かささた

ファイティング・ファミリーのかささたのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

何も情報を仕入れずドウェイン・ジョンソンが大きく写っているポスターだけ見て劇場に飛び込んだのですがポスターに偽りありでドウェイン・ジョンソンはカメオ出演ですね。僕はドウェイン・ジョンソン主演のドタバタアクションコメディだと思っていましたが、違ってました。にしても面白かったです。
ひらたく言うとプロレス関係者によるプロレス啓蒙映画です。この映画のプロデューサーがドウェイン・ジョンソンで映画の中にも本人役で出てきます。実話を元にしているのですが主役の女の子をそもそも表舞台に引き立てた当事者がドウェイン・ジョンソンでそのサクセスストーリーを映画化したのもドウェイン・ジョンソン。プロレスではありませんが「ヤラセかよ」と言いたくなってしまいます。しかも最後に実在の登場人物達のその後のエピソードが少し語られていて「ドウェイン・ジョンソンは映画で活躍している」みたいな事が語られているのには笑ってしまいました。
しかし映画そのものはとてもオーソドックスで感情の起伏を揺さぶる展開があり、最後まで楽しめました。
うーん。
途中で思ったのですがこれは家族の話というより兄妹の話です。親子の話は良く映画や文学に見られますが兄と妹の話というのは映画ではあまり見かけませんし小説でもフラニーとズーイーくらいしかすぐには思いつきません。ちょっと珍しい関係性を取り扱った映画かもしれません。
かささた

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