史上初のNXT王者とWWEディーヴァのベルトを同時に巻いた女子レスラーペイジの物語。
2020年5月時点でまだ27歳であるが、ケガで2018年で確か現役を退いている。
劇中の王者に輝いた試合は2014年4月だから、メジャーでは4年くらいしか試合をしていないが、記録と記憶に残る大スター。彼女が女子プロレスをメジャーに押し上げたと言っても過言ではないのだ！！！
実物はもっとスラットスタイルが良いスター性抜群のレスラー！
女優さんも顔は似てるが、脚が実物より短め。
プロレスを知らない人には全くハマらない映画だと思うが、私は小学生からプロレスが好きなので、大感動！！
(私は、小3でハンセンのブルロープで襲われ、高校はワイシャツの下に渕Tシャツを忍ばせ、大学では長州力の引退試合を生で観戦し号泣した漢である)
NXTという若手育成枠の王者が、WWEのTOP OF TOPS 13度王者防衛の現役女子チャンピオンにデビュー戦で勝って王座奪取ということは大大大事件である。
しかも、デビュー戦でタイトルマッチに抜擢されるということはNXTでの戦いがよほど素晴らしかったということ。
ただこの映画、このシンデレラストーリーの凄さを半分も表現できていないのが残念。
なぜ、デビュー戦でタイトルマッチに抜擢されたのか。そこの苦労と凄さを表現しないともったいないし、勝った時のカタルシスがもっと爆上がりするのになぁ。
あと技の伏線も弱い。フィニッシュホールドは兄貴の技なんだけど、NXT時代から使っていて、NXT王者も確か同じ技で奪取している。
その技を劇中のタイトル戦で、相手のフィニッシュホールドをやっとの思いで返して絶対絶命のピンチから逃れてからの、ここ一番で繰り出す起死回生のフィニッシュホールドで3カウント奪取！
このプロレス的な物語の流れと盛り上がりとカタルシスが全く足りない。
実話じゃなければ、エンタメとしては正直点数低いぞ。
ペイジに敬意を表して4.5だ、バカ、コラ、タコ、コラ！！(有名なコラコラ問答が憑依)
