エーコ

予兆 散歩する侵略者 劇場版のエーコのレビュー・感想・評価

3.3
序盤の情報の出し方がよかった。ガイドではない視点人物から始めて、概念が奪われる...という現象から遠いところから出来事を起こしていく。「家に幽霊がいるの」と相談してくる職場の知人→なぜか染谷も怖がる→なぜかごく普通の父親を怖がってる→「家族という概念を奪われていました」。前半の90年代アジア映画みたいな陽光や、アパートのロケーション、カーテンの揺れる部屋で窓の外を見つめる染谷。東出の初登場場面。このあたりは往年の黒沢清の出力が復活しているようだった。本編よりも光の演出がしつこい。
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