いやはや、ハマらなかったです。
テレビドラマすぎるというか、
序盤のスピーディーなテンポはすごく良くて
期待をもって見ていました。
仮面舞踏会的なBGMも興味をそそられましたし、
フロアを周回するようなカメラの動きもお客様という仮面を被った犯人がこの中にいるかもしれない、全員を疑って見なければいけない焦燥感みたいな感じが得られてよかったと思います。
ただ本編全体を通して途端にダルくなっていくような、
一見関係ないようなお客様とのやりとりの連続で
1話1話ドラマを見ているようで時間以上に長く感じました。
殺人犯逮捕の為の潜入捜査なのにキムタクは接客対応しすぎてるし、
やたらとホテルマンとしての教えを説かれていく捜査としての致命的非効率さ。
キムタク、小日向文世以外の警察サイドの動きが不明瞭で、無能っぽく見えてしまいました。
何かあったときにチームプレイで容疑者を追ったり、ホテルマンやお客様としての役割を活かしながら連携して捜査している演出があれば、本編全体を通して疾走感があったのではないでしょうか。
そういう作品を求めて見たのですが
多分求めていることの違いであり、
好き嫌いの問題なのだと思います。
ただただ個人的にはハマらなかったし、
これが邦画における及第点を越える作品なのであれば
やっぱり邦画はあんまり観る意味がないなと感じました。
キムタクも想像していたよりよかったし、
良い意味でキムタクのまんまでした。
小日向文世はすごいよかったです。
不気味かつ有能キャラとして彼以外でのキャスティングは難しいと思いますし、
全体的にキャスティングはよかったように感じます。
高嶋政宏とかもすごくよかったです。
