FATMAX夜食のデブロード

レプリカズのFATMAX夜食のデブロードのレビュー・感想・評価

レプリカズ(2018年製作の映画)
3.0
キアヌは出る作品に幅がある。
ジャンルもそうだが面白さに関してもである。
ソレも昔からである。
でもね。
ソレは多かれ少なかれ誰でもそう。
有名になればなるほど比例する事。
ただ役者として その振り幅がチョイとばかし目立つ立ち位置に居る人なのだ。
そしてその振り幅がわりと大きい人でもある。

正直言えば"面白い"という単語は使えない。

ただ低予算的なB級映画にも「アイツ(キアヌ)は出るんやで!」と理解さえしていれば、この作品 そういうサイズのそういう映画として納得は出来るぐらいにはなっている。
とはいえソレに謎のパワーがプラスされて妙に楽しかったり要所要所にグッと来る絵ヅラがある訳でもない。


何よりあの〆では主人公に対してリテラシー絡みで嫌悪する人も多発してもおかしくない。
ただ、ある意味あのエンディングの片方が〈バッドエンドの始まり〉にも思えたので、着地点としては個人的にまぁ許せる気がした。


ジョニー・デップ主演クリストファー・ノーランプロデュースの某作品的内容や、トム・クルーズ&スティーブン・スピルバーグの某作品の様な演出等、見た目に新しい感は無いし、サンプリング映画としても《色々な面で荒い》。
しかし"駄作"と切って捨てるというよりは色々な要素がことごとく"もったいない"という感覚かなぁ、と。

B級でも乱暴にしてはいけない部分と「勢いで行っちゃってイイじゃない!」な部分のバランスってやはり大事なのよねぇ、と改めて思わせてくれた。


…なんて少々カラめに感想を書いたが、
昔からこういう作品もやっちゃうキアヌ・リーブスってワシはやっぱり好きなんだよねww


結論

オススメはしないが、気になったなら おヒマな時にでもどうぞ。