アメリカで起きた未曾有の大山火事に挑んだ森林消化隊の話。
日本だとあまりピンと来ないんですが、アメリカには森林消化に特化した消防士がいるんですね。
中でも精鋭部隊をホットショットと呼び、長年の訓練を経て認められないとなれない職業。
実際にどんな仕事なのか。火のルートを予測して溝を掘ったり、森林を伐採したり。
驚いたのがあえて火をつけて迎え火にしてエサを殺しておくという方法。
そうして町に被害が及ばないように山火事をコントロールする仕事なんですね。
映画では20名の隊員が実直に訓練に取り組む様子と私生活の両面にスポットを当てた作りになっています。
念願かなってホットショットに昇格したところに大山火事に遭遇。
正直ここまではそれほど危機的な描写もなく、むしろ明るくいい雰囲気だったのだが。
いきなりの急展開にちょっとビックリした。まさかこんな結末を迎えるとは思ってなかったよ…。
一人で全ての視線を浴びるシーンの戸惑い、周りの人のやるせなさ、これは泣きます。
エンドロールで実話ということを突きつけてきて辛いけど、彼が前向きに生きているのは救いですね。
顔に一癖あるマイルズ・テラーも更正していく青年役にピッタリでした。
