真実に基づいた物語。
フィルマの皆様のレビューを見て、観ようと思った作品。しかし、恥ずかしながら史実は知らず、タワーリングインフェルノやバックドラフトのような、勇気ある消防士が市民を助ける映画だろうとの先入観で見進めた。
やけに隊長を中心とする消防隊員の人間模様を丁寧に描くなぁと思いながら観ていたが、終盤の展開に絶句した。。。
結末を知って最初から観ていると、多分全く違う感情でこの消防士たちとその家族を見ることになるだろう。
映画として見れば起承転結は無いし、いわゆるカタルシス皆無の映画。
しかしこれは、この勇気ある名もなき男たちの生き様を、人々の記憶の中に残す為に存在すべき価値のあるものだと思う。
本当のヒーロー映画はこれかもしれない。
