ノラネコの呑んで観るシネマ

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第四章 天命編のノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

4.3
相変わらず面白いぞ。
このままいけば「2199」同様の名作になるかも。
今回は旧作のデスラーの逆襲とテレザート上陸の部分なのだが、ここに来てオリジナルキャラを能動的に動かし、一気にアレンジを効かせて、見事に先に読めない未見性を作り出してきた。
旧作ではほぼ絶対悪だったガトランティス側をじっくり描き、ヤマトのアンチテーゼとしてきちっと構築するのは「2199」同様だが、振り幅はむしろこちらの方が大きい。
バトルシークエンスも、古いイメージと新しいイメージを4:6くらいの割合で絶妙にミックス。
変更されたデスラーの役割を含めて、どういう方向に展開させるのか。
ここからの後半戦、対立する「愛」をいかにこの壮大な世界観の中で描き切るか、興味は尽きない。