おたば

娼年のおたばのレビュー・感想・評価

娼年(2018年製作の映画)
3.5
【セックスってなぁに??】

もう僕が半分くらいの年齢だった時です。
当時、ある人から「娼年の主人公に似ている」と言われて気になって読んだのが石田衣良氏の娼年、この原作との出会いでした。

まだ中学だか高校だかの年齢でこの娼夫という仕事や、性愛と欲求の奥の深さを感じさせられた記憶があります。

そんな懐かしさで最近舞台化もされてた様な話も聞いたんですが
この映画の難しさは、何を描くか。というところじゃないかと思うんです。

原作から、何かメッセージが強いっていう作品では無いし

ただ僕も多少の経験がありますが、変わった性癖を持ってる方って言うのは確かにいます。
特に西岡徳馬さんみたいな男女はかなり多いですね、
だからこそセックスというのは、単純に入れて出してというものではなくて
シチュエーションなりの要因も様々必要になる訳ですねぇ。

娼夫という仕事を介して心のつながりを他者と築き上げていく様子はよかったし
ぼかしやモザイクを使わない構図が練られている中で、とてもアーティスティックというか芸術性の高いと思えるシーンもあり官能的でした。

ただそれとは反対に、やりすぎ演出という点も光るのでここはすごく減点対象。

せっかく興奮の最高潮ってところでさなんであんな残尿出しましたみたいな射精。量多すぎ。

潮吹きもちょっと水しぶき多い気がするなぁ

そしてこの遠隔3Pのこのエフェクト…アホすぎる

エロまんがか。

と笑っちゃって興醒めする点もありますが
終盤の同級生とのセックスにはちょい感動。
乙女の恋心がやぶれながらも…という複雑なシーンですが、女性の気持ちが凄くよく伝わってきたシーンです。

ただ本当にセックスシーンばかりなので観る場所や時間、相手は選んだ方がいいですね(笑)

最近はエセフェミニストを主体にえろ漫画の云々かんぬんで騒ぎ立ててますが
この作品に対してはなにか言ってないのでしょうか?

人気俳優を使ったセンセーショナルな題材ですから女性の反応が気になります。
それも含めての公開なのでしょうけど

おすすめ度は42点

あ、やっと600作品目になりました(*゚-゚)
拙いレビューですが読んでくださる方がいるのが嬉しいです。
ありがとうございます(っ´ω`c)
おたば

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