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ジェリーフィッシュのフェミ研ゼミのレビュー・感想・評価

ジェリーフィッシュ(2007年製作の映画)
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2012/2/22
JELLY FiSH
★★★☆

人は思い出がないと生きていけない。と改めて強く感じた。
三組の人間関係からこの映画は出来ている。親子、恋人、夫婦、友人どれともつかない関係でもあっても、お互いがお互いを必要としているのに、お互いとは別の誰かもうひとりの他人を介さないとそのことに気付くことができない。皮肉なつながりでお互いの大切を教えてくれる他人の存在を警戒してしまいがちがけど、大切な人とを繋いでくれる人であるかもしれない。すべての他人を快く迎えられる人になりたい。
特典映像まで観てほしい作品。映像がとてもきれい。


というね、
過去の日記を掘り出して読んだ。
完全にシラフだった。そして、まともだった。そして、文章がさみしそう。
読んだけど、全然内容思い出せなかった。
だからもう一度みた。3年経った今の感想とちと違ったけどだいたいわかった。
忘れられた思い出は決して忘れられない。けど。その記憶をいつか許してあげたい。なんだか涙がでてきた。許してほしいって気持ちより、許してあげたい気持ちの方が大きいのに、できないんだよなあ。トゲみたいにチクチクして。
二つの気持ちががケンカして、二つの人格が統合できないあたしにもあんな小さな女の子が現れるかもしれない。あたしは昔好きになった人がたくさんの気持ちとケンカしている人で一つの人間として統合する過程でどんどんいろんなこと忘れてしまってかなしくて、そんなことを思い出した。そのひとは今年結婚して、今や普通に幸せになってあたしのことも思い出してくれたけど、この10年の間の思い出どれだけが共有できてるんだろうってたまに、深夜にねれないときとか涙が出ちゃうこともあるよ。年をとるのはどんどん思い出が体を重たくさせていやだなあ。いろんな気持ちがケンカしてる。あたしはまだまだ小娘で、幸せより悲しさに敏感でこまつたもんだ。と酒を欲しているよ。禁煙1日目。
助けてお酒先生と、タバコ先輩。
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