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モアナ~南海の歓喜~のしょうたのレビュー・感想・評価

モアナ~南海の歓喜~(1980年製作の映画)
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南の島サモアのたぶん今では失われただろう人々の素朴な暮らしが丹念に記録されている。素朴な笑顔の人々は生きていることをシンプルに楽しんでいるように見える。
高い高い木に登りココナッツを取る少年。唱歌「やしの実」に歌われる、名も知らぬ遠き島より♪の風景だと思うとこの国(時代も同じくらい?)とつながるような気がした。
花飾りをつけた男性たちを見ると一見、性差を感じさせない社会のようだったが、三週間の痛みに耐えて刺青を入れていくという、男女の役割別のはっきりした窮屈な社会だったのかもしれない。
数十年後に音声を再現録音した努力に驚き、この人々への敬意と愛を思った。
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