昨今私が思うに、いろいろなジャンルで、ヒット作、と言うものが二年おきになっているな、と。昨年、大ヒットはなにか？と言われるとこれといったものがなかったのですが、２０１６年では映画「君の名は。」や音楽では星野源「恋」やそれにつられてのドラマなど、”大ヒット”と呼ばれる作品が数々あったと思います。
ゆえに今年は大ヒット作が何かしら出るだろうな～、と思っていましたが、やっぱり出たか、と言う感じで見ていたのが>映画「カメラを止めるな！」です。でもホラー苦手な筆者。しかもここまでヒットした後に行くのはミーハー的で、みたいにずっと思っていまいましたが、機会ができたので映画館へと行ってきました。
ま、いろいろなサイトで「ネタバレになるから」というのが横行しておりますので。なんて便利なんだろうｗ。(^^ゞ
ただ、長回し、と言うのは映画においては観客に対して大きなエネルギーを持っているな、と思います。ここ数年でも洋画ですが「ラ・ラ・ランド」「ベイビー・ドライバー」「アトミック・ブロンド」等にも長めの長回しが入っていますが、本作「カメラを止めるな！」はその長さ、エネルギーが観客を魅了している一つなのかな、とも思います。
ただ、見た後に思ったのは「一度見たら全部分かった」というところがあるでしょうか。確かにシナリオも良くできているし、と思いますが、今回、そしてもう一度オチを知ってから見返せばほぼ終わり、という気がします。その点２年前のちょうど夏に公開された「君の名は。」ではあちこち散らばりながらも観客に知らされている情報が限定されていたので皆「推測をして」補完していたわけで。ある意味、「カメラを止めるな！」はオチで「語りすぎている」ともとれるかな、とも思いました。
それでも思っていた以上にホラー要素がそこまで強くなかったのがホッとした感じでした。これで夜眠れないくらいな怖さだったらどうしようかと思っていましたが、ネタさえ分かればある意味コメディ、ともとれる映画でした。
