どこがどう、とは言えないけどすごく良かった。気持ちが凛とするような清々しい感覚があった。茶道を習い続ける女性のお稽古と時を経て変わっていくその日々と。
お抹茶は習ったって自慢できないほど短時間かじったことがあって、最初に二人がお点前習ってた時には懐かしい、って思ったし、また習いたいな、って思った。多分雑事にかまけて続かないの分かってるから始めないけど。
だからこそ、ずっと習いつづけなきゃ分からない深みや、季節の移り変わりや生活へ繊細な感覚を研ぎ澄ますことができること、経験なくても、そんなことにこの作品を通して触れることが出来た気がする。観ることが出来て良かった作品。
あと、お茶道具に着物に(ヒロインが年を重ねてるの自然に着物で表現されてた)自然描写にと、美しいものやかわいいものたくさんの眼福映画だったのも良かった。