ホノボノとした作品かと思ったけど、いきなりゲスいイジメや、育児放棄かっ、バッキャローッ!
子どもの貧困対策のひとつとして注目を集めている「こども食堂」に光を当てる。満足な食事をとることのできない子ども達の存在を目の当たりにさせ、観ている者に何かを考えさせようとする。
『北の国から』シリーズで子供だった吉岡秀隆が美味そうな料理を振るまう。エプロン姿の常盤貴子に萌えてしまう。でも、「こどもしょくどう」だけあって主役は子供だ。子供同士の微妙な交流ぶりを瑞々しい演技で表現している。
唐揚げやハンバーグの何と美味そうなことか。さすが、子供のオカズランキングの上位を占めるだけのことはある。(「令和2年度クモ怪人調べ」より)
『火垂るの墓』の日向寺太郎監督だけあって、社会派の匂いが立ち込める。火垂るの墓と同様、夏休みの宿題で感想文を書けと言われそうな作品だ。宿題はもうたくさんだいっ、バッキャローッ!