このレビューはネタバレを含みます
長澤まさみの朝は、父親の誕生日の日曜日から始まる。それはそれでいいのだけれど、なんで毎日同じことをする必要があるのだろう。同じ新聞を読ませ、白壁一面に絵を描かせる。
1年前交通事故にあい、その後の記憶を失った、という設定なのだが、父親と弟が意味不明の努力をして彼女に同じ一日を繰り返させる。やさしいのだろうか。
朝、目が醒めるとベッドの中に裸の見知らぬ男。悲鳴。彼女は、彼とセックスした記憶などない。男は、やれやれ、と思う。
この話、どういう風に終わるのだろうとぼんやりと観ていたが、原始的な機械装置に頼り毎日を復習して納得させるという選択をしていた。
観たのは6月だったけど、そんな記憶の欠片しかないので再見しても新鮮かもしれない。