トムヤムクン

長江 愛の詩のトムヤムクンのレビュー・感想・評価

長江 愛の詩(2016年製作の映画)
3.5
悪くなかった。通訳の方の解説で、違う時空間の男女が長江を遡っていく中で邂逅するという話があったが、東洋思想、仏教の世界観における三途の川というか、生と死の曖昧になる「河」がこれでもかと描かれていた。漂流の美学…。三峡ダムを境にパートが分かれた感があり、分岐点となるダムのメタリックな人工物感が印象的。絵巻物を思わせる水平移動中心のゆったりとしたカメラワークが心地よい。青色がかった映像美も堪能させていただいた。
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