【印度“ミドサー少女”の妄想暴走】
Netflix2012年物マサラコメディ。以前、冒頭の騒々しさについて行けず後回しにしていたら、配信終了してしまった。
が、最近復活したので再見したら、今度は付き合えました。ラーニーさんのおかげです。
ボリウッド映画…というより、ボリウッドと南インドとマラーティーをチャンポンし、ごった煮の面白さを目指したみたい。でも主演、ラーニー・ムカルジーが持つ清涼感でバランス取れて、意外や見易く仕上がっていますね。かなり楽しめました。
それでも150分は長い。何度かに分けて見たので楽しめたが、一気見だとダレたかも。
日本で言えば少女漫画的設定で、妄想少女が延々、どすこい乙女ンタル独り相撲するお話で、展開どうも単調になりがち。インド映画をまだ、数、見こなしていないせいかもだが、珍しさが魅力でした。
●匂いフェチまで入ったヒロインのメンタル暴走話で、さらに通常、男が女にストーカーラブするところが、逆転している。
●ヒロインのメンタリティーがどう見ても10代。が、ヒロインはどう見てもミドサー。が、ラーニーさんはそれを魅力に変換している。
●これが2012年インドか！と驚愕するラーニーさんのお腹ぷるぷる！日本基準だとプラスサイズ腹でしょう。
そそるというより、スライム触るような快感ありそうで楽しくなる。で、堂々とこの腹ぶん回して踊るんだよね！時々、絵なしの腹芸、見ている気分に。
ダンスシーンは見事で、これは劇場で見たかったな、と思わせました。インド映画に限らず、こういう華やかさがもっともっと、今の映画に湧き出て欲しいなーと思います。
<2020.7.24記>
