Fateシリーズの"王の財宝"演出は皆大好き。
ウィンチェスター・ミステリー・ハウスという実在の建造物に関するエピソードを基に練られたホラー映画。実際のウィンチェスターハウスもかなり複雑な構造らしく、本作はそういった実在の建造物に対する興味をひいてくれる。
ホラー映画として観客を驚かせようというシーンはきちんと全編に渡って見られるので、退屈で寝てしまうということはあるまい。急に飛び出す系のホラーが好きな人なら大満足できるはず。
本作は最後まで視聴した感じだと、中島哲也監督の『来る。』が個人的に一番似ている作風だなと思われた。ラスト30分が本編であり、それまではかなり忍耐強く助走するタイプ。そこまで駆け抜けたなら後は身を任せて楽しめばいいので、視聴後に不満は残らないだろう。
