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恋は雨上がりのようにのamuのネタバレレビュー・内容・結末

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

うおお、、

めちゃくちゃに良かった、、

ずっと良かったし、余韻も続いてる……


原作は未読。
ジャケ写とタイトルのイメージから、大泉さんがシリアスパターンの年の差ラブストーリーかと思いきや、まさかの盛大に裏切られた。そしてその裏切りこそがこの作品の最大の魅力だった。

オープニングでまず度肝を抜かれ、この時点でしっとり系では無いアピールがなされ、これからはじまるお話にぐいっと惹き込ませる見せ方。とても巧いなと思った。

青年誌漫画原作だとこうも少女漫画原作と突いてくるポイントが変わるのか、、と脱帽。ただの恋愛脳じゃないのがすごく良かった。

ファミレスの店長の大泉さん、最高。
すごくファミレスの店長だった。


小松菜奈さんのこれぞモデルというビジュアルの良さは何をしていても眼福で、なんかもうずっと見ていたかった。ファミレスのユニフォームをあんなに可愛く着れる人いないんじゃない?あとあんなに美しい陸上選手も見たことない。

脇を務めるキャストも豪華で、母親役の吉田羊さん、バイト仲間の松本穂香さんも自然体の演技にとても好感が持てたし、ファミレスの厨房にいる磯村勇斗さんのちょっとチャラいお兄さんな感じもあるある要素を伴いながらこれまた私的には眼福でした。キッチンの人が賄い作ってくれてちょっとサービスしてくれる感じ。高校時代のバーミヤンのバイトを思い出しました。(バーミヤン)

バーミヤン以前にはハンバーガーショップでアルバイトをしていた。27歳の副店長のことが私はとても好きでした。高一の終わりにドクターストップがかかり部活を退部、それ以降放課後はバイトに明け暮れていた当時16歳の私は、11歳の年の差がなんだってんだとばかりに全力で恋していたのですが、思い返してみると、副店長はいつも優しく僕は大人で君はまだ子供だよ、という線引きを、私を傷つけずに与えてくれていたように思う。だから何事も起こらなかったけれど、ずっと優しかったなぁ…というあったかい思い出。本作のような深みのある話ではないけれど(比較するのもおこがましい)だけど、自分が好きになった人が本質的にいい人なのってなんかそれだけで救われるなと、ちょっと思い出しちゃいました。


キャストの話に戻ると、大泉さんの大学時代の同級生が戸次さんなのも最高でした。さすがのチームNACS。真面目に演じて笑えて泣かせてくるぜ。

あと山本舞香さんも適役過ぎました。清野菜名さんは髪型のせいかなんかお母さん感があったけど、、まぁ、うん、いっか。

あー
なんかこういう青春の見せ方があるんだなぁーーというものすごい清々しさを感じた良作でした。

エンドロールが凝ってるの最高にリスペクトに値するのだけど、久々にめちゃ良いエンドロールで、なんかね~すごい良かったです!
amu

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