天豆てんまめ

ゲティ家の身代金の天豆てんまめのレビュー・感想・評価

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)
3.7
ケチ過ぎるにもほどがある!世界一の金持ちと言われた石油王ゲティ爺さん、最初はクリストファープラマーの威厳と大言壮語のロマンに魅力を感じたが、孫のポールが誘拐されてからはなんと歯がゆくイライラさせられたことか。一切、身代金出そうとしない!ポールの母役のミシェルウィリアムズの怒りとやり切れなさの震えが伝わってくる。しかし、彼女は諦めない。芯の強さがハンパない。でも、ゲティ爺さんは孫の命よりも骨董品に投資する。そして、、ポール悲惨な放置状態ずっと続く。ついに待ちきれない犯人たちはポールの耳を、耳を、👂をー!!それでも爺さん、はぁー、リドリースコットの流石の映像美でローマの街が映え、緊迫したサスペンスとして楽しめる。しかし、観ているこちらにかなり耐性を求める映画だ。そしてミシェルウィリアムズがとにかく素晴らしい。作品を重ねるごとに美しくなり、力強い魅力を増している気がする。