設定は違うが、大自然が立ちふさがるという点ではスタローン『クリフハンガー』がある。善玉と悪玉の描き方がわかりやすく、悪玉の憎らしさの描写がうまい映画だった。
だけど、この作品はハリケーンの特殊効果は見ごたえあるが何かが物足りない。それは悪役、脇役ふくむキャラの描き方だ。悪人にカリスマ性がなかった。ヤラレかたもえげつなさがない。ゴア描写が少ないからだろう。そこは抑えたということか。
マギー・グレイスの役はシャーリーズ・セロンならハマったし、もっとメジャーな映画になったと思うが、そこは予算面で難しかったのかな。マギーはがんばっているんだけど、財務省職員のリアリティがなくて。。