うえの

銀魂2 掟は破るためにこそあるのうえののレビュー・感想・評価

4.0
2017年の邦画No.1の興行収入を記録した「銀魂」の続編。
原作の将軍にまつわる小ネタ関係を入り口に「真選組動乱篇」を本筋に描いた作品。

前作の福田監督率いる福田組豪華キャストほぼ続投&新キャストとして三浦春馬演じる伊東鴨太郎や窪田正孝演じる河上万斉などの参加で一層パワーアップした内容で送るエンタメ作品。
前述の2人の再現クオリティや演技がかなり良かった上にアクションもより見応えのある作品になっていた為、完全にネタ物実写化の域を超え、楽しめる内容になってると感じた。

原作ですら若干寒かった将軍イジリを実写化する部分は若干こちらも構えはしたが、勝地涼の真顔のちょんまげブリーフパン1姿とキャバ嬢姿の小栗旬(ガタイが普通に良くて笑う)と菅田将暉、白塗りダルビッシュ状態の橋本環奈を揃えた面々が完全に独壇場と化した佐藤二朗の謎の暴走シーンにおいて俯いたり顔を背けたりで笑いを堪えているシュールな映像をまさか映画館で拝めるとは思わず、ある意味原作とは違った面白さになっていた笑。

また前述の伊藤鴨太郎や河上万斉などを敵とした「真選組動乱編」をメインストーリーに据え、まさかのトッシーや男前の近藤局長、おふざけ警察長官の松平片栗虎演じる堤真一も登場し、映画の尺では表現するには難しいと思われた内容のストーリーを見事に映像化。
さらに列車内の沖田の殺陣や銀時vs万斉などのシーンのアクションも申し分なく披露し、見事2時間弱の尺に収めたかなりの良作だった気がする。
福田監督について回っていたコメディ特化監督という自分の中の偏見イメージを取り除くことを決意した笑。

2作連続で高いクオリティの実写化を成功させたこと、そのスパンをたったの1年以内に収めたことも相まって今作以降の銀魂シリーズの期待はさらに高まったのではないだろうか。
次はやはり鳳仙編だろうか笑。できるかなぁ笑。
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