良かった!
スパイものと聞いていたので、騙し騙されの丁丁発止のゲーム感覚のようなモノを想像していたけど、良い意味で裏切られた。
しかし今まで北の偉い人をシリアスに描いた映画は初めて見たけど、部屋の広さや演出も相まって、凄い緊張感と説得力あるシーンに仕上がっていたのではないだろうか。
序盤で登場するリ所長の食わせ者感がとても良い。その対象として、嘘くさい笑顔を常に纏っている主人公もとても名演だ。
互いに違う祖国だろうと、人民を大切に思う気持ちと、私利私欲の身勝手な政治を許さない正義感から心を通わせる過程は、丁寧だし納得できた。
ラストシーンも感動できたし、かなり楽しめた。