Sasada

アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニングのSasadaのレビュー・感想・評価

3.8
今年の映画納めはこれになりそうです。

美人でありたい
人を惹きつける言葉が欲しい
相手が耳を傾ける声を出したい
男らしくありたい

自分にないものを数えたらキリがない。
「人間にはできないことの方が多い」とは、昨日見た“こんな夜更けにバナナかよ”のセリフだけれど、この映画もまさにそれ。

こんな夜更けに〜は、足りないものを補い合うのが社会のあるべき姿であると主張し、今作は「足りてる」所が輝き出す物語。
どちらも年末年始にハッピーになれる良作です。

Prettyになりたいと願っても、無理なものは無理なのだから。
ルックスがコンプレックスの彼女も、声がコンプレックスの彼女も、「男性らしく」居られない彼も、自分が自分である事実からは逃げられない。

無理なら無理で、今あるものを見つめればいい。持っているものに「価値」を感じられれば、人はこんなにも変われる。


個人的にはグレイテストショーマン よりもよっぽど“This is me!!”だと思った。
Sasada

Sasada