今年の映画納めはこれになりそうです。
美人でありたい
人を惹きつける言葉が欲しい
相手が耳を傾ける声を出したい
男らしくありたい
自分にないものを数えたらキリがない。
「人間にはできないことの方が多い」とは、昨日見た“こんな夜更けにバナナかよ”のセリフだけれど、この映画もまさにそれ。
こんな夜更けに〜は、足りないものを補い合うのが社会のあるべき姿であると主張し、今作は「足りてる」所が輝き出す物語。
どちらも年末年始にハッピーになれる良作です。
Prettyになりたいと願っても、無理なものは無理なのだから。
ルックスがコンプレックスの彼女も、声がコンプレックスの彼女も、「男性らしく」居られない彼も、自分が自分である事実からは逃げられない。
無理なら無理で、今あるものを見つめればいい。持っているものに「価値」を感じられれば、人はこんなにも変われる。
個人的にはグレイテストショーマン よりもよっぽど“This is me!!”だと思った。