dita

プーと大人になった僕のditaのレビュー・感想・評価

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)
3.5
@大阪ステーションシティシネマ   

プーどころかディズニーを全く通って来なかったわたしでもユアンの顔の皺に刻まれた人生に泣き、クマはクマで「何もしないをしたいのはわかったから静かにして」と言えなくなるほど可愛い。todayをmy favorite day にするために、余裕と余白を大事にしよう。

クリストファーロビンさんのことを1ミリも知らんから説得力はないけど、ユアンの顔って、笑うと途端にいたずら少年みたいになるのがホントに魅力的だと思うので、この作品の主役としてまさに適役なのではと思った。森で敵をわーわー倒してるところとかたまらんよね。

忘れていた大切な何かを思い出すためにはクマも風船も大事やけど、やっぱり心の余白というか隙間が大事よなぁっていつも思う。
パンパンに膨らんだ風船が少しの刺激で割れてしまうように、人の心も隙間なく色々詰め込んでしまったら、それがたとえ楽しいことでもほんの少しのきっかけで壊れてしまう。

だからこそ金を稼いで生活に余裕を持たせて、って思うけど何もしないをするを実践したら金は稼げないわけで、金が無いと余裕がなくなり、結局心の隙間もなくなってしまっての無限ループやないかいと思ったりもしたけど、まぁ人生適度に適当なほうが人にもクマにも優しくなれると思うので、休日出勤して自分の仕事を粛々と進めているわたしを捕まえてあれこれ仕事を振ろうとしてくる心に余裕の無い上司は今から100エーカーの森を3周な。

先に観た後輩がプーは小悪魔だと言っていたので、女性誌はハンサムバストなんてよくわからないこと言ってないで早く「プーに学ぶ小悪魔術」をわたしに教えてください。
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